ChatGPTとbingを比較してみた！驚きの比較結果！

今話題の、ChatGPTとマイクロソフトが開発した新しい「bing」、これらは一旦どんな機能や役割があるでしょうか？目にする機会は増えたかもしれませんが、いざ、どんな特徴があって、どんな使い分けができるかなど、考えられたことはあまり無いのではないでしょうか？
今回はそんな、ChatGPTとbingの特徴を細かくご紹介します！

Microsoftが開発したBingとは？

Microsoft Bingとは、マイクロソフトが提供するインターネット検索エンジンです。Bingは、Webページ、画像、動画、ニュース、地図、電子商取引など、さまざまな情報を検索するためのツールとして使用されています。

Bingは、キーワードやフレーズを入力して検索すれば、関連するコンテンツを出してくれます。検索結果のページは、Webサイトの一覧や、関連する画像や動画、ニュース、地図情報などが表示されます。また、Bingは検索結果のカスタマイズやフィルタリングのオプションも提供しており、ユーザーがより具体的で求めている情報を見つける手助けをしてくれます。

また、Bingは、マイクロソフトが開発した検索エンジンで、Googleと競合する主要なツール一つです。オンライン広告のプラットフォームとしても利用されており、広告主が自社の製品やサービスを宣伝するために利用することもできます。

「ChatGPT」と新「Bing」の違い

ChatGPTとBingは、役割は似ていますが、実は、それぞれ異なる目的と機能を持つサービスです。以下に、両者の主な違いを細かく説明します。

情報源

ChatGPTは多目的チャットボットで、学術誌、ビジネス系のウェブサイト、出版物、ウィキペディアなど、ChatGPTが学習した、広範ではあるものの限られたリソースがスキャン対象となります。
一方で、Bingのチャットボットは、基本的にはAIを用いた検索エンジンなので、より洗練されたプラットフォームにAIチャット機能が統合されていると言えます。つまり、検索エンジンとチャットボットの両方の機能を果たすということになります。

要約すると、ChatGPTは対話型の言語モデルであり、文脈を理解し柔軟な応答を生成します。一方、Bingはインターネット上の情報を検索し、多様な検索結果を提供する検索エンジンです。

料金プラン

ChatGPTは、無料ですが、OpenAIは月額20ドルでChatGPT Plusを提供しています。ChatGPT Plusは、言語モデルにGPT-4を採用し、優先アクセス権が得られるほか、レスポンスがより高速になります。

Bingは全て無料です。サブスクリプション料金を払いたくないなら、まずはBingのAIを試してみるのもいいでしょう。

こちらはすでにGPT-4を採用していますし、MicrosoftはBingについて、広告を通じたマネタイズを計画しているため、今後も無料で提供される可能性が高いと考えられます。

データの正確性

ChatGPTはその利用規約で、アウトプットするデータの正確性は保証できないと、公開しています。2021年よりあとに起きた出来事については限定的な知識しか持たないため、ChatGPTは時に不正確な情報を示すことがあるようです。
一方、Bing AIでは、先進的な言語モデルに加えて、検索エンジンが統合されているため、より信頼性と正確さが高いデータを生成します。

MicrosoftはBingの訓練において、ChatGPTとは異なり、限定されたデータセットを使わずに、自社の検索エンジンを用いています。世の中の出来事や一般的な知識に関する質問に対して、最新かつ関連性の高い情報を示すためです。

どちらのプラットフォームも100％の正確性は保証していませんが、どの情報源をダブルチェックすべきかわかれば、事実確認も効率的になるでしょう。

利用方法

Chat GPTはブラウザでの利用のみであるのに対し、Bing AIは、Bing、Microsoft Edge、アプリ、さらにはSkypeでも利用が可能です。ユーザーは、自分が使っているSkypeのグループチャットにBingを追加するだけで、AIによるアシスト機能を利用できるのです。

ChatGPTの特徴

では、それぞれの特徴はどんなところでしょうか？まずは、ChatGPTの特徴をいくつかご紹介します。

自然言語処理

ChatGPTは、かなり大規模なトレーニングデータセットを使用して構築された言語モデルで、ユーザーのリクエストに対して応答を生成するため、対話型の人工知能として機能します。

文脈理解が優れている

ChatGPTは、対話の文脈を理解する能力に優れています。これにより、連続した対話によって一貫性のある応答を生成できます。また、過去の回答を照らし合わせて参考にしながら回答をすることも可能です。

柔軟性が高い

ChatGPTは、とても幅広いトピックや質問に対応できるように設計されています。ユーザーがどんなことでも尋ねることができ、その質問に基づいて適切な回答を生成します。

Bingの特徴

検索エンジン

Bingは、インターネット上の情報を索引化し、ユーザーの検索クエリに基づいて関連する情報を提供する検索エンジンです。主な目的は、ユーザーが必要な情報を見つけることです。

多様な検索結果

Bingは、ウェブページ、画像、動画、ニュース、地図など、さまざまな種類の検索結果を提供します。さらに、航空券予約やホテル予約など、特定のサービスにもアクセスできます。

パーソナライズしてくれる

Bingは、ユーザーの個別の検索履歴や設定に基づいて、カスタマイズされた検索結果を提供することもあります。また、ローカル情報や地域特化の検索結果も表示される場合があります。

セキュリティが強化されている

BingのAIボットも、同様のサイバーセキュリティ上のリスクに直面しています。そこで対応策として、会話により厳しい制約を設けており、実はBingでは、何かユーザーが不審な点のあるトピックに触れると、会話が強制終了される仕組みになっています。

音声利用が可能

BingはSiriのように音声利用が可能です。手が空いておらず、文字を打ちにくい場合でも利用できそうですね。

まとめ

今回は、ChatGPTとBingの違いやそれぞれの特徴をご紹介しました。それぞれ、役割は似ていますが、実は、色んな違いがありますよね。

ただし残念ながら、Bingではセキュリティに関して厳重な措置が取られているので、汎用性という面では難があります。

しかも、やりとりの回数には制限があり、それを超えると新しいトピックを立ち上げなくてはなりません。

もっと自由に使いたいのなら、ChatGPTを試してみるのが良いでしょう。

藤井俊太

ChatGPT/AIチャット活用の専門家

ChatGPT・AIチャットの専門家。
ChatGPTがローンチされて以来、ChatGPTを使った数多くの業務効率化、ビジネスの支援・サポートを行なっている。
本サイトではChatGPTのほかGoogle Bard、Bing AIといったAIchatの活用方法、最新情報などをわかりやすく発信しています。